こんにちは、レイです。
今回は人を好きになる理由について心理学的観点から追及していきたいと思います。後半には、恋愛に利用できるようなテクニック的なものもお教えします。
この記事を読むメリットは
・人を好きになる理由がわかる。
・恋愛に活かすことのできるテクニックがわかる。
この2つです。
今気になる人がいる方や、恋愛で悩まれている方に読んでもらえたらと思います。
好きになる5つの要因
相手要因
相手が好意を感じるような魅力を持っている場合です。
これは一番感じやすいものですよね。顔が好みだったり、性格が優しかったり、お金を持っていたりというシンプルな要因です。
自己要因
自分の状態や特性が相手の好意に影響する場合です。
自己評価が下がっているときに優しくされると、その相手を好きになるのが一つの例です。その他にも、占いなどでドンピシャの人に合うと意識したりしてしまうのもこの一つです。
相互的要因
相手と自分の態度や性格などが似ていたり補い合ったりする場合。
あとで紹介しますが、相補性というものが作用し自分に足りないものを持っている人に魅力を感じるといいます。
相互作用要因
お互いの行為が影響を及ぼし合っている場合です。
たとえば何か一緒にするだけで好意が増したりする。互いで互いを高め合ったりなどもこの一つなので、一緒の部活動や会社などで恋愛関係に発展しやすいのもこれが理由です。
環境的要因
物理的、地理的環境が影響する場合です。
たとえば雰囲気の良い場所では相手に好意が生まれやすいといいます。雰囲気のいいレストラン、バー、イベントなど盛り上がれば盛り上がるほどハードルが下がっていきます。
その他の法則性
大きな要因としては上の5つです。
それを補正する法則について見ていきます。
類似性の法則(似ている人が好きになる)
初対面の相手と瞬時に親しくなれる人は類似性の法則を利用していることが多いですね。
いわゆる「類は友を呼ぶ」というものです。
「好きなスポーツは?」「出身地は?」などお互いに当てはまりそうな質問をし、共通点があればそれで話が盛り上がりますよね。
つまり、共通の話題を見つけることが好感を得る近道になるといえます。
近接性の効果(近くの人が好きになる)
人と親しくなる近道は物理的に近い距離にいることです。
これを研究したフェスティンガーは寮に住む大学生を対象に以下のような調査を行いました。
新学期になり新入生が入ってから6か月後、調査員が戸別訪問して寮の住人のうちだれが友人かを聞いた。寮は1階と2階に5部屋ずつあったが、隣人が友人だと答えたのは40%でした。
1部屋置いた隣の部屋が友人だと答えたのは22%、2部屋置いた相手が友人は16%、住む場所が近く、会う機会が増えれば、人は好意を感じる傾向にあります。表にまとめると以下のような感じです。
隣の部屋が友人 | 40% |
1部屋置いた隣の部屋が友人 | 22% |
2部屋置いた隣の部屋が友人 | 16% |
近くにいればいるほど仲良くなるのが、近接性の効果です。
出席番号が近かったりや名前が似ている人と仲良くなるのも、この法則のおかげですね。
相補性(自分にないものを求める)
先ほど紹介した相補性です。類似性とある意味逆ともいえますが、性格的なものなので少し違うと捉えてください。
つまり、相補性には自分にはないものを相手に求める傾向があることです。
お金の管理ができない人はできる人と、部屋の片づけができる人はできる人が好きになる傾向があるということです。
これは極端な例ですが、完全に頼ったりするよりも互いに補い合ったり支え合ったりする方がベストなスタイルかなと思います。
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恋愛テクニック編
お待たせしました。これまでは好きになる理由を説明しました。
理由がわかれば、だいたいどうすればいいってのもわかりそうですが、具体例としてお伝えします。
単純接触の原理(ザイオンス効果)
これは単純に会う回数が増えれば増えるほど、相手への好感が高まりますという効果です。
熟知性の法則、ザイオンス効果とも呼ばれます。
この原理を最大限に活かすために、少し補足して説明します。
メーラビアンの法則(第一印象は外見で決まる)
人の印象=表情(55%)+音声(37%)+会話内容(7%)
人の第一印象は、上の式のように表情と音声で約9割が決まります。
なぜこの話をするかというと、単純接触の原理には最初の第一印象がとても大切だからです。
第一印象が悪いと、会う回数を増やしたところで好きになるどころか嫌われてしまう可能性があります。
それぞれ注意する点として、
表情 | 目を大きく開いて、相手の目を見つめると好印象です。意識的に作る笑顔も好印象を与えるためには欠かすことのできない要素です。 |
音声 | 声の大きさや高さ、話す速さなどが重要です。たとえば、比較的低い声で、落ち着いてゆっくり話す人は、高い声で早口で話す人に比べて、真面目で信頼できるという印象を持たれる。 |
会話内容 | 深刻な顔で明るい話をしても相手に伝わりません。楽しい話題の時は明るく楽しんでください。 |
会話内容は7%なので、気にする必要はないですが、第一印象をよくするために、表情や声に気を付けることで、単純接触の原理を活かすことができます。
最初に与える印象はとても大事です。その内容はこの記事で紹介しています。
自己開示
ほかの人にはあまり話さないような、自分のプライベートな秘密や悩みを打ち明けると、親近感を持たれます。
例えば、自分の最近やってしまった失敗談だったり悩んでいることを話すことです。
自分を信頼してくていると判断して、好意を持ってくれます。
好意の返報性
人はだれしも、自分を好きになってくれた人を好きになります。
自分が相手に好かれたいなら、まず自分が好意を持っていることをはっきり示すことです。
正直恥ずかしいですが、自分の好きな気持ちを伝えてもらうことが何より相手にとっても嬉しいことですし、返したいと思う気持ちに繋がります。
フィーリンググッド効果
最初に紹介した要因の環境的要因を整えることですね。
言わずもがなやっていることだとは思いますが、告白をするときは雰囲気の良いレストランですることなどです。
その他に
理由の部分で説明した類似性の法則を利用して、共通点を見つけたり、近接性の効果を利用して、物理的に近づいたり、相補性を利用して相手にないものを得るために自己研鑽を行うことなどもとても効果的です。
また、こちらの記事で紹介した名前を呼ぶというのもとてもいいと思います。
こちらの記事で紹介した、ツァイガルニック効果を利用してあえて謎を残したりすることなどもありですね。
こちらの記事で紹介した、認知的不協和では矛盾を解消するために解釈を変えます。ですので、優しくしてもらったり助けてもらったりすると、相手がこの人のことを好きかもしれないと錯覚することがあります。
こちらの記事で紹介した、禁止された恋のような効果も利用できます。ロミオとジュリエット効果ともいわれていますが、恋愛をするためのハードルがあるほど、燃えるという効果です。
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最後に
今回は、人を好きになる理由とそれを利用した恋愛テクニックについて見ていきました。
ここまで言ってきてなんですが、正直小手先のテクニックなんか使われるよりも自分に一生懸命にさえなってくれれば絶対に好きになると思いますけどね。
心理学を使って恋愛やってたんだよーってあとから言われたりすると、騙されたように感じたり正直鬱陶しいなと個人的には思います。
ほどほどに利用して、気になる人と距離を近づけてもらえたらと思います。
最後までお疲れさまでした。