こんにちは、レイです。
今回は自分の行動を自分で決めたい心理的リアクタンスによる、カリギュラ効果とブーメラン効果をみていきましょう。
これは俺たちのドラマだ。筋書きは俺たちが決める!
アニメ「黒子のバスケ」WinterCup準決勝での対海常戦での火神の言葉ですね。
これには人は根源的に自分の行動や洗濯を自分で決めたいという欲求があり、それを「心理的リアクタンス」といいます。
人から決められた未来なんかいらないぜってことですね。
この心理的リアクタンスには、プラスの作用とマイナスの作用があります。
それではみていきましょう。
カリギュラ効果
押すなと言われたボタンは押したくなりますよね。
このように禁止されるほどやりたくなる効果のことを「カリギュラ効果」といいます。
心理的リアクタンスの相手に言われた通りではなく、自分で行動を選択したいというプラスの行動の作用をしています。
カリギュラ効果の由来
ローマ帝国の皇帝カリグラをモデルにした1980年のアメリカ・イタリアの合作映画「カリギュラ」が、過激な性描写や虐殺的な表現などにより、一部地域で公開禁止になりました。
しかし、それが世間で話題を呼び、公開禁止を取りやめ上映を行うなど大人気を博しました。
この現象から、カリギュラ効果と名前が付きました。
カリギュラ効果の物語での例
カリギュラ効果は昔話や童話などの物語で多く使われています。
今回はとても有名な2つのカリギュラ効果の話をみていきます。
鶴の恩返し
助けた鶴が女性の姿となり、恩返しをするお話ですがその恩返しの際に女性は「決して中を覗かないでください」といい、中で作業を始めました。
しかし、カリギュラ効果には逆らうことはできず、覗いてしまい飛び去っていくという話です。
女性が日に日に弱っていく描写もあったので、その行動はしょうがないとも思いますけどね。
浦島太郎
助けた亀により、竜宮城へと連れていかれ乙姫から良い待遇を受けるも、何日か経つと母のことが気になり帰ることにする。
その後、乙姫より「開けてはいけません」と意味深な言葉を残し、玉手箱を渡され、その間地上では何十年物時間が過ぎており、そこに母の姿はなかった。
困った主人公は、カリギュラ効果には逆らえず乙姫の言う通り玉手箱を開けるとおじいさんになってしまうというような話ですね。
乙姫はカリギュラ効果を巧みに操り、主人公を貶めたかったのですね。
自らの選択で、おじいさんになることを選んだとさせることで自分の罪の意識を最小限に抑えています。恐ろしい女性ですね。
このようにカリギュラ効果を用いた童話や物語は数多く存在し、根源的な欲求として禁止されていることをやりたくなることがあるようですね。
ちなみに、この記事の題名もカリギュラ効果を利用しています。
[閲覧注意]と書かれていると、グロテスクな描写を見ることになって後悔するとしても見たくなりますよね。
ブーメラン効果
ネットでブーメランといえば「特大ブーメランでワロタwww」と過去の発言と今の発言の違いをつつかれることがありますね。
ですが、今回のブーメランとは違います。
他人から強制されたり奪われると、自分にプラスのことを言っていても無意識に選択を避けようとすることを「ブーメラン効果」といいます
ブーメラン効果の例
勉強でのブーメラン効果
勉強しなさい!と言われるとやはり、やる気は萎えてしまいますよね。
これもブーメラン効果が原因です。
自分で行動を決めたいですもんね。
商品を買う時のブーメラン効果
商品を買う時に、大人気でこれを買ったら間違いなし!と言われたらちょっと躊躇ってしまいせんか?
スノップ効果ともいいますが、ブーメラン効果によるものであるといえます。
逆にバンドワゴン効果と言われるもので買ってしまうこともあります。
最後に
今回は心理的リアクタンスによるカリギュラ効果とブーメラン効果を見ていきました。
私も天邪鬼で、やれと言われたことはやりたくないような性格です。
そんな自分を理解しながら、行動の選択をしていかなければならないと日々感じています。
自分の心を操れるようになることが、私の目標です。
最後までお疲れさまでした。