こんにちは、レイです。
今回は心理学とはどのような学習分野なのかを解説したいと思います。
あまり私自身も知らないことだったので、いくつか参考にしたサイトを載せています。
心理学とは
心と行動の学問のことで「人間の心のメカニズムを科学的に解明していく学問」のことです。
つまりは、心理学とは人の心について学ぶ学問のことです。
ビジネスや恋愛、日常など様々な場面で用いられるため、心理学という分野の種類は多岐にわたります。
今回はその種類について解説します。
https://information-station.xyz/10293.html
このサイトの記事を参考にして書いております。
種類について
心理学を大きく分けると、基礎心理学と応用心理学の2つがあります。
まずこの話をする前に実験心理学について話をする必要があります。
実験心理学とは
ドイツの心理学者であるヴィルヘルム・ヴントによって確立された心理学分野で、心理的な事象の研究に対して、物理や生理学などに用いられるような実験方法を適用する心理学のあり方を指します。
つまり、科学の実験にようにしっかりと実験するということです。
人為的に一定の条件が整えられた実験室などの研究施設において、被験者となった人間に対して様々な条件変化を加えて、それに対応する対象者の反応や行動の変化を観察して、数量的に記述します。
例えをあげると、人数が多くなると手を抜きたくなる心理がありそうだから、1万回くらい実験して本当か確かめてみよう!という感じですね。
力のかかり方や条件を一定に整えて実験を行うので、物理などの実験となんら変わりはありません。
ゴリゴリの理系です。
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応用心理学
上の実験心理学を踏まえて、応用心理学とは実験心理学によって得られた心理学的な研究成果を実用的な分野へと応用することによって、現実で役立つようなより実践的で実用的な分野への応用を進めていく心理学の分野です。
基礎心理学と比べると、専門にする人でなければこちらを学ぶことの方が活かすことができそうですね。
基礎心理学
基礎心理学とは実験心理学によって得られた心理学的な研究成果で、人間の普遍的な構造を研究する分野のことです。
応用心理学の基礎ともいえます。
今回はその中で12種類に分野があるので、それについて紹介します。
行動心理学
人間の行動を観察・研究することでその心理を分析し、読み取るという心理学的アプローチをする分野です。
「あるしぐさをしたらこのような感情を抱いている」という行動から人間の気持ちを理解するアプローチをします。
例えば、梅干しを見ると唾液が出るみたいな感じです。
学習心理学
学習、すなわちヒトを含む動物が人生的な経験を積むことで、行動を変化させていく分野です。
先ほどの例でみた、梅干しは梅干しが酸っぱいものであるために起こるため学習心理学でもあります。
認知心理学
情報処理の観点から生体の認知活動を研究する分野のことです。
簡単に言うと、これまでの記憶などからどのように脳で処理をして、物事を認識するかを探求する分野です。
例えば、警察を見たときに「怖い」と思ったり、「かっこいい」など自分の価値観によって決めるものです。
自分の主観や経験がちょっと混じってくる分野です。
知覚心理学
人間の知覚のあり方を研究する分野です。
知覚には視覚(色覚、光覚)、聴覚、嗅覚、味覚、触覚(皮膚感覚)、平衡感覚、時間知覚など様々あります。
最も研究の対象とされているのは視覚です。
リンゴを見て、「赤だ」と近くしたり、空腹感や満腹感による過食、拒食などの原因を解明したりという分野です。
絶対音感や嗅覚が異常に優れている人がいるので、そのような人たちの解明も、この知覚心理学が担っているのかなと思います。
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神経心理学
脳を中心とする神経系と、言語・認知を中心とする精神機能との関係を研究する分野です。
神経心理学は神経学、精神医学、生理学、解剖学、心理学が関連する学問で、非常に注目が集まっています。
事故などによって、脳を損傷した患者を調べ脳の損傷の部分と、言語・思考・意志・意図・記憶などの機能など、どこに障害があるかを調べて関連などを調べます。
抑うつや不安、ストレスなどが神経活動にどんな影響を及ぼすことの研究もなされています。
生理心理学
人間の生理学的な活動と心理学的な現象との関連を科学的に解明する心理学の分野です。
生理学とは生命現象の側面から研究する学問です。
生命現象とは脳・神経系の働き、骨格系と筋肉、呼吸器、循環器、昇華、排せつ、生殖の仕組みなどの人体のあらゆる生理現象の仕組みと働きを扱う科学分野です
緊張しているという心理状態でのトイレに行きたくなる心因性頻尿なども、生理心理学だと思います。(違ったらすいません)
発達心理学
人の加齢に伴う発達的変化を研究する心理学の分野です。
その中でも乳幼児心理学・児童心理学・青年心理学・老年心理学の4つの分野に分かれます。出生から成熟にいたるまでの変化を研究し、その発達段階を明らかにして機能的意味を解明する分野です。
青年期に起こる反抗期などが一番イメージしやすいですね。
人格心理学
人の性格を研究する心理学の分野です。性格心理学とも呼ばれます。
性格とは、ある人を特徴づけている持続的で一貫した行動パターンのことでパーソナリティともいいます。
遺伝や環境によって形成されるみたいですね。
社会心理学
個人に対する社会活動や相互的影響関係を科学的に研究する分野です。
社会心理学が一番私たちの暮らしに密接でわかりやすいと思います。
私が勉強しているのもこの分野にあたると思います。
集団で手を抜くリンゲルマン効果も社会心理学における集団心理の分野です。
異常心理学
行動の異常を扱う分野です。
行動心理学が一般的な行動の心理学分野で、異常心理学はそれ以外の例外の行動を扱う分野です。
夢や催眠状態など、正常人における例外的な心理状態を扱う分野で、精神医学と重なる部分が多いです。
性同一性障害もこの分野の一つです。
異常という言い方が悪い意味と捉えがちですが、心理学の世界ではそのような意味合いではないので、悪しからずご利用ください。
言語心理学
人間が言語を獲得する過程や、言語の認知処理、言語の生成過程や方言など言語学の中でも、心理的過程を研究する分野です。
言語学と心理学との中間にあります。
こういうのも心理学の分野なんですね。
数理心理学(計量心理学)
数学を使ってモデル化などを試みる心理学の分野です。
実験で観察される現象のモデル化や測定などを行います。
厳密な線引きは難しいですが、統計処理法の考案などは計量心理学とも呼ばれます。
心理学を数学で理解しようということですね。
まとめ
行動心理学 | 行動を研究する |
学習心理学 | 学習での行動の変化を研究する |
認知心理学 | 認知活動を研究する |
知覚心理学 | 知覚の在り方を研究する |
神経心理学 | 神経系と、認知との関係を研究する |
生理心理学 | 生理学と心理学との関係を研究する |
発達心理学 | 発達的変化を研究する |
人格心理学 | 人の性格を研究する |
社会心理学 | 社会活動での行動を研究する |
異常心理学 | 行動の異常を研究する |
言語心理学 | 言語と心理学の関係を研究する |
数理心理学(計量心理学) | 数学で心理学を研究する |
結論:心理学、奥が深すぎてマントル到達不可避
心理学分野全体でみても深いですが、行動心理学などの1つ1つの分野でとっても到底、学習し尽くすのは困難ですね。
また、今回できるだけわかりやすく説明したつもりですが、わかりにくい点や間違っている点があるかもしれません。
ぜひ興味を持たれた方はご自身で、深く追及されることをお勧めいたします。
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最後に
私はこんなことを感じることがあるけど心理学的にどういうことなんだろう?
ピグマリオン効果とかバーナム効果とか、心理学の用語なんかカッコイイ!!
雑学みたいに知ってたら、博識ぶれるかも!?という生半可な気持ちで心理学を学び始めました。
ですが、心理学は意外にも奥が深く、様々な分野に精通しています。
また、現代では精神的な病気に悩まされ、生活に多くの障がいをもたらすことがあり、心理学を学ぶことはそれらを解決する手段になると思います。
心理学は多くの人を助ける学問です。学習される方は誇りをもって学習してください。
今度は応用心理学の種類を解説したいと思います。
最後までお疲れさまでした。