今回はダニングクルーガー効果についてです。
私はどちらかというと好きなタイプです。
今回の記事を読むメリットは、
・ダニングクルーガー効果について理解できる。
・自分を客観的に評価できるようになる。
などです。
今回の記事はこちらを参考にしています。
ダニングクルーガー効果とは
能力が低いのに自分を過大評価してしまう人はいませんか?
正直、私も多少なりとも過大評価している節はあります。
自分の能力相応に自分を評価できていれば問題ありません。
ですが、自分を客観的に見ることができず、過剰に評価してしまう、これをダニングクルーガー効果といいます。
実際よりも高い自己評価を行ってしまうという、優越の錯覚または認知バイアスとも言われています。
認知バイアスとは自分を信じて、間違った考えに陥ることです。
認知バイアスを詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
ダニングクルーガーの由来と原因
由来はダニングさんとクルーガーさんが検証したからです。
ダニングさんとクルーガーさんが、「なぜ能力の低い人間は自身を素晴らしいと思い込むのか」という調査によっていくつか特徴がわかりました。
・自身の能力が不足していることを認識できない
・自身の能力の不十分さの程度を理解できない
・他者の能力を正確に推定できない
つまり、自分の能力が低いからこそ正確な判断ができないということです。
彼らも同じような結論を出しました。
あなたが無能なら、あなたは自分が無能であることを知ることはできない。
正しい答えを生み出すために必要なスキルは、正解が何であるかを認識するために必要なスキルと同じである。
ちなみにこの研究でダニングさんとクルーガーさんはイグノーベル賞を取られたそうです。
ダニングクルーガー効果の実験
ダニングさんとクルーガーさんは、学生たちに自分たちの想定している成績(順番)を最初に書かせて、そのあとテストを行いました。
このとき、有能な学生は自身の順位を実際より低く評価したが、無能な学生は自身の順位を実際より高く評価しました。
この実験より、ダニングクルーガー効果を証明しました。
このとき、注目すべきは有能な学生も評価を誤っていることです。
それは自分にできる簡単な問題は、誰にでも解けると誤って判断したからです。
ダニングクルーガー効果による4つの失敗例
私が想定している失敗例です。例外的なダニングクルーガーの方もおられると思います。
・シンプルに実力がない
・できると思っているので、人の話を聞かない
・失敗を自分以外のせいにする
・準備をしない
以上のような失敗例があり、正直ウザイと思われるかもしれません。
シンプルに実力がない
実力を過信しているというものが、ダニングクルーガー効果ですから、実力がないことが前提です。
それによって、失敗を繰り返し落ち込むことでしょう。
自分に実力があると思っているので、現実を知るとその落差に自暴自棄になってしまうかもしれません。
できると思っているので、人の話を聞かない
これはイライラしますよね。
自分の能力を過信するあまり、他人のアドバイスを聞かない、もしくは聞いても受け入れることはないです。
こういう人が上司になると自分の意見だけを押し付けるパワハラ的な上司になってしまいます。
失敗を自分以外のせいにする
別の記事で紹介している、自己奉仕バイアスと同じ効果で、「失敗したら他人や環境のせい、成功したら自分のおかげ」という自分本意の考え方です。
これにより、自分を省みることをしないため次もまた同じ失敗を繰り返してしまいます。
準備をしない
自分の潜在的なポテンシャルを信じているため、準備することを怠ります。
遅刻することや忘れ物が多いという印象もあります。
周りに迷惑をかけることになるので、信頼を失ってしまいます。
以下にダニングクルーガー効果に陥らないため、もしくは自分に自信を持ちすぎているときの対処法を載せています。
ダニングクルーガー効果に陥らないために
ダニングクルーガー効果とは誤って判断する認知バイアスの一つです。
どのような対策をすれば、未然に防ぐことができるのでしょうか?
私が3つ提案します。
・自分の実力を知る
・周りを知る
・謙虚になる
自分の実力を知る
一番は、これです。
実力のなさを認めたくないことから、無意識に自信過剰になってしまっているので、まずは客観的に実力を測りましょう。
無知を知ることが改善の一歩になります。
自信を持つことは確かに大切ですが、根拠のある自信だともっといいですよね。
周りを知る
この世には天才と呼ばれる人が何人もいます。
それは凡人とは、かけ離れすぎていて理解の及ばないところにあるかもしれません。
自分が天才と思い込むに足りるくらいの情報を集めてください。
謙虚になる
仮に自分に自信があったとしても、ひけらかすのはよくありません。
自分を大きく伝えようとせず、謙虚な姿勢で物事にあたると自然と、その自信通りの人間になれるかもしれません。
個人的にはダニングクルーガーいいね!
ここまで言っておいてなんですが、私は根拠のない自信は好きです。
正直、今の日本には自信がない人が多すぎます。
その風潮から自信がある人が疎まれる、出る杭を打たれるような悪い空気があります。
ダニングクルーガー効果のまとめ
・ダニングクルーガー効果とは、能力が低いのに自分を過大評価すること
・由来は、ダニングさんとクルーガーさんが実験したから
・原因は、客観視できていないから
・解決策は、自分を俯瞰すること
・私はダニングクルーガー効果の人は好き
最後に
悪いことばかり述べてきましたが、個人的には前向きでとても魅力的に感じます。
あとは客観的になり自身の成長のための方針を決めるだけです。
ダニングクルーガー効果の疑いがある人には、私の大好きなYouTuberであるQuizKnockの伊沢さんの座右の銘であるこの言葉を送ります。
「無知を恥じす、無知に甘えること恥じる」 by 松下幸之助
ついでに私の言葉も送ります。
「自信のない賢者より、自信たっぷりのバカの方が愛おしい」 by レイ
最後までお疲れさまでした。