こんにちは、レイです。
みなさんは集団に属していますか?今回はそんなみなさんが所属している集団で陥りやすい心理学について解説しています。
今回の記事を読むメリットは
・集団で陥りやすい思考が理解できる。
・リスキーシフト・コーシャスシフトなどの集団極性化が理解できる。
・原因を理解し、集団行動での思考法を改善できる。
という3つです。
結論:集団だからこそ客観的に
です。ではさっそく参りましょう!
リスキーシフトとは?
集団で何か行動をしたり、決断をするときに危険なリスクのある選択をしてしまうことを言います。
割とあるあるかなと思います。
私は、小学校の頃の成果発表会のような学期末の発表会でクラスで「特殊な劇をする」という大胆な決断をして、大失敗をした経験があります。
このほかにも、赤信号をみんなが渡っていたら自分も行っても大丈夫と考えますよね。
また、集団自殺や一家心中も同じような思考からかもしれません。
リスキーシフトの原因
比較的穏便な考え方をする人でも、大勢の集団の中では極端な言動をしたり同調したりします。
多い方が正しいと考えるバンドワゴン効果も併用していると思います。
客観性に欠ける判断をしてしまいます。
コーシャスシフトとは?
リスキーシフトと逆で、行動をしたり、決断をするときに危険でない選択をすることです。
安定なものを求めたり、慎重になりすぎたりしてしまいます。
例えば、旅行に行く際思い切って海外に行きたいけど、危ないから結果的に身近な観光施設に行くなどですね。(全然楽しいと思いますが)
コーシャスシフトの原因
集団だからこそ、一人だけ突飛な発言はできないですしKY(空気読めない)なんて言われてしまいますよね。
また、こちらも思考が停止して客観性を失っています。
集団極性化テスト
このリスキーシフトとコーシャスシフトを合わせて集団極性化と呼びます。
この集団極性化にはある特性があり、それがわかるテストがあります。実際にやってみましょう
Wikipedia参照です。
- 代替案を充分に精査しない
- 目標を充分に精査しない
- 採用しようとしている選択肢の危険性を検討しない
- いったん否定された代替案は再検討しない
- 情報をよく探さない
- 手元にある情報の取捨選択に偏向がある
- 非常事態に対応する計画を策定できない
などです。どうですか?いくつか当てはまりましたか?
このような傾向のある集団はこの集団極性化になりやすいので、下に改善策を載せています。
集団極性化の改善方法
改善方法としては上のテストの逆をやることです。
- 代替案を充分に精査する
- 目標を充分に精査する
- 採用しようとしている選択肢の危険性を検討する
- 否定された代替案も検討してみる
- 情報をよく探す
- 手元の情報を客観的に見て取捨選択をする
- 非常事態への対応策も考える
です。
また、集団極性化の原因と上のものに当てはまりますが
結論:集団だからこそ客観的に
です。
みんないるから大丈夫という思考が停止した結論を出してしまうので、一度客観的になり正しいかどうか精査しましょう。
最後に
今回は集団で陥る思考であるリスキーシフト・コーシャスシフトをみていきました。
私も陥っていた思考法で改める必要があるとしみじみ実感しました。
集団であるからこそ間違えます。ぜひ改善してみてください。
最後までお疲れさまでした。
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