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[学部・学科別]数学を活かせる仕事・職業

どうも,ユキです。

今回は数学を使う職業を簡単にまとめてみました。

これからの進路で数学から逃げたいという方、進路を悩んでいる中高生やその親御さんをターゲットにしています。ぜひ参考にしてください。

数学を使わない職業

数学を使わない職業は,結論から言うと全くないです。(永遠に0です)

メソポタミア文明に作られた3体のピラミッドも,数学のテクニックなしには作ることはできませんでした。

全ての職業に数学は使われています。

今回の記事はその中でも,かなり使う人(抽象的ですいません)に限定して紹介します。

数学を使う職業

理学部系(THE・数学)

 

数学者

数学に関する未解決の問題を解き,そしてそれを論文にまとめる職業です。

多くの数学者は,教員と掛け持ちしています。また,数学者は数学の専門家であるため,書籍を出したり,講演も行うこともあります。

 

2.物理学者

物理学者は,物理学の研究を専門的に行っている人のことを言います。「物理屋」さんとも呼ばれます。仕事内容は,研究結果を論文にしてまとめるのが主です。

また,大学などの研究機関や企業に属している人が大半を占めます。そして,物理学者は,物理学だけでなく,物理学の根幹を成す,数学を度々使います。

 

3.統計学者

統計学者は,投票や実験を用いて得られたデータを集めて,そのデータを分析します。業種の領域は,研究,学会,健康,製造業にまで及んでいます。

問題解決能力や,批判的思考(クリティカルシンキング)が得意な人向きの職業です。

経済学部系

1.公認会計士

監査,税務,コンサルティングを主に扱うお仕事です。資格の中でも弁護士・医者に次いで難しい資格です。

  • 監査:企業の財務諸表(年間のお金の動きなど)をチェックすること
  • 税務:税理士として企業の税に関する業務を行うことができます。企業のターゲットは,大企業であることが多いです。
  • コンサルティング:企業の経営についての助言や指導を行います。

 

2.税理士

企業だけでなく,個人事業主の会計処理や,税に関する業務を行います。企業のターゲットは,公認会計士と対照的に,中小企業であることが一般的です。

 

3.アクチュアリー

確率,統計学を用いて,保険,年金の掛け金支払金を決定する職業です。また,「資産運用」の配分も確率を用いて,分配することも可能です。

 

4.金融アナリスト

「証券アナリスト」とも呼ばれています。

「株式」,「債券」などを財務諸表や経済指数の情報収集はもちろんのこと,数学の統計学を応用して,顧客に最適な投資方法やアドバイスを提供する職業です。



教育系

1.数学教員

中学や高校の授業で,数学を専門として教える仕事です。数学教員になるには,大学で必須単位を獲得した後に教員採用試験に合格する必要があります。

 

2.予備校講師

予備校講師は,入学試験や資格試験の合格をめざす人の為にサポートをする職業です。

教員とは異なり,予備校講師になるためには,特別な試験は必要ありません。また,予備校講師の仕事の特徴は,学校のような一斉授業だけではなく,個別指導やオンライン講義など

も行うことができ,指導の幅が広いといえます。



工学部系(機械系コース,電気系コース,電子コース,土木系コース)

1.エンジニア

技術者とも呼ばれていますが,似たような名前の技能者とは異なります。

技能者は,専門知識を必要としませんが,工作技能が優れている必要があります。

職人の概念に近い職業です。一方で技術者は,工学(機械,電気,土木など)や理学(数学,物理学)の分野の知識を使って,物,システムなどを設計・開発・製造する職業です。

情報系学部,工学部情報系コース

1.IT系エンジニア

システムエンジニア(SE)や,プログラマーなど 

SEは,システム設計,プログラミング,保守運用などのシステム開発系にかかる業務を幅広く行います。

皆さんが持っているSEのイメージは,おそらく新しいシステムの開発を行うと思いますが,新規システム開発には,既存のシステムの保守・運用などができて初めて携われます。また,プログラマーのために,設計書を書いたりします。



IT系の職業は,圧倒的人材不足で,売り手市場になっているため,短期間で高収入を狙える職業でもあります。

 

2.データサイエンティスト

この職業は,統計学,コンピュータサイエンス,データ分析を用いて,ビックデータを整理しつつ,そのデータの解析を行う職業です。

データ解析には,数学の統計学が使われているだけではなく,機械学習(人工知能による学習)や,データベースについての知識が必要となります。

プログラミング言語で言うと,機械学習ならPython,データベースならSQLが有名です。

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年収はどれくらい?(年収の多い職業2つをピックアップ)

私が調べた中で年収が多いのは、IT系と金融系の職業です。

なぜこれらの職業が,多くのお金をもらえるのかというと,IT系は,人材不足と,発展途上の産業であることが理由で,金融系は,他の業種に比べてお金に近い職業だからです。

IT系の職業は,プログラマーやITエンジニアなどの年収が下位のものを除くと,年収は600万以上です。中央年収より200万円以上高い年収です

。また,その中でもロボット関連の職業は,年収平均が850万円以上です。ロボット系のプログラミングは主に,C言語,C++Javaあたりです。これらの言語に関する記事を2つ用意しました->

 C言語、C++、C#の違いについて

プログラマが受けるJava資格試験

金融系の職業は,平均だと800万はくだらないです。これでも十分すぎる額ですが,そのなかで一番高い外資系金融は,1200万円以上です。外資系金融に一番近いのは,経済学部系の職業です。

 

引用:https://tenshoku.mynavi.jp/knowhow/income/ranking/02

引用:https://heikinnenshu.jp/it/robot.html

みんなのAI講座 ゼロからPythonで学ぶ人工知能と機械学習

最後に

今回は数学を使う職業について紹介してきました。

最初に言いましたが,数学(数字)を扱わない仕事はありません。つまり

数学からは逃げられません。

おとなしく抵抗を辞めて,数学と向き合いましょう。

ABOUT ME
ユキ
数学担当です。お金大好き大学生やってます。 講義がないときは、だいたい図書館にいるので図書館の門番とも呼ばれています。 L・O・V・E ラブリー マネー!