孤独は辛いですが、それよりも孤独を感じることが辛いです。
今回は、近年増えつつある社会的孤独についてお話します。
今回の記事を読むメリットは以下の通りです。
・孤独が与える影響がわかる
・孤独にならない方法がわかる
孤独は万病のもと

私は孤独を感じることは結構あります。
その孤独感による影響としては、
- うつ状態や認知力の低下
- 心臓疾患
- 脳卒中など多くの精神的・身体的疾患
につながるといわれ、早期死亡のリスクは肥満よりもあるといわれています。
精神的な問題と身体的な免疫力との、相関はかなりあります。
現在では、
- 一人暮らしの増加
- 婚姻率の低下
- 少子化
- ボランティア活動の減少
- 宗教を持つ人の減少
により社会的孤独を感じる人が増えているといわれています。
孤独はいったい?

孤独の定義は
「社会から孤立しているという認識および他者から切り離される経験」
とされています。
よって、 上の人は友達も恋人もいますが孤独を認識しているので、孤独となります。
また、ほとんどの人は新しい友人関係、恋愛関係によって改善することができます。
ただ、「慢性的な孤独」と定義される人は状況が変化しても、深い孤独を感じ続ける傾向があります。
慢性的な孤独感を持つ人は
- 情報の処理機能に問題がある
- 精神的な問題
- 人間関係への不適応(引きこもり)
を示す可能が高いことが研究からわかっています。
若年層の孤独

特に孤独感を感じるのが、30歳以下の若年層と60歳以上の高齢者に分かれます。
この若年層が孤独を感じるのは、社会的スキルが未熟であることが大きな理由です。
具体的には
- 自ら友達を作ること
- ケンカしたときに仲直りすること(対立した時の対処)
- 信頼される友人を持つこと
などです。
高校生や大学生にも、似たような傾向が見られ、仲がいい友達といるときは他の人と同じようにふるまっているようにみえるても、それぞれの主観では「しゃべりすぎた」「しゃべらなすぎた」と感じているといいます。(自分を過小評価してるということ)
また、 社会的に否定的に解釈する傾向があるといいます。
つまり、クリスマスなどに遊びに誘われても単なる偶然と、素直に喜ぶことができず、誘われなくても自分は周りから遊びたいと思われない存在なんだ、と否定的になります。
高齢者の孤独

高齢者の孤独の理由は、
- 生活の変化とパートナーとの離別
- 健康でない身体状態
にあります。
これまで当たり前にあったものがなくなると、孤独を感じるようです。
孤独の解決方法
どのようにして孤独を改善していくのでしょうか?
私から4つほど提案します。
- 認知療法
- マインドフルネス法
- コミュニティに所属する
- 他人を肯定し褒める
認知療法(若年層向け)

自分の経験に対して、否定的な解釈をしなくするためのトークセラピーです。
これは孤独感以外の、自己肯定感の低さからくる精神的な問題に一番有効的な手段であるといわれています。
マインドフルネス法など(高齢者向け)

瞑想のトレーニングやペットロボットなどの利用です。
最近では、話ができるAIのロボットなどがあり、話し相手のいない高齢者にはとても有効です。
マインドフルネス法とは集中力を研ぎ澄まし、その一瞬に全力を注ぎ、心の安寧を保つ方法で、緊張した時などにも使えます。(1日3回くらいするといいらしいです)
こちらの記事で解説しています。

上記は、精神科などの機関での改善方法です。次は個人でできる方法をみていきます。
コミュニティに所属する(最低3つ)

一日誰とも話さないという人は、コミュニティに所属しましょう。
周りから心理的な援助を受けることで孤独感を改善できます。
コミュニティは3人以上で、会話をする時間が取れるという風に定義しておきます。
ネットでも全然OKです。
参考までに私が所属しているコミュニティは
- バイト
- サークル
- 大学
- 地元のテニスクラブ
このあたりです。
ネットでの自分の趣味を分かち合うようなコミュニティがあると、楽しいと思います。
他人を肯定し、褒める

自分でもいいですが、 他人を肯定したり褒めたりすると自分にも言った言葉が返ってきます。
これにより自己肯定感が増し、否定的な解釈を少しずつ前向きに変えることができます。
自分で慢性的な孤独を改善するのは難しいので、周りの人に協力してもらうことが大事だと思います。
一人で抱え込まず、誰かに話してみてください。
孤独を感じても気にせずいこう

とはいえ、孤独は必ず感じます。
一人でいると、ふとしたときに孤独を感じることがあると思います。
別に気にすることはありません。
長期にわたる孤独であれば、上記のような改善方法をすべきですが、短期的であれば気にせずパフェでも食べてればいいです。
矛盾かもしれませんが孤独とは一生付き合っていく、友達のようなものです。
受容してください。
孤独のまとめ

・孤独は大きく健康状態を損なう
・孤独とは主観的なもので人それぞれ感じ方は違う
・若年層の孤独は、社会的な経験がないことから否定的に考えること
・高齢者の孤独は、日常的な変化によるもの
・4つほど解決方法があり、コミュニティに所属することがオススメ!
最後に
私は心理士でも、精神科医でもありません。趣味で心理学などを勉強しているだけです。
みなさんの精神的な問題を解決することはできないかもしれませんが、アドバイスや話を聞くことはできると思っています。
世の中に様々な精神問題を抱えた人がいます。私も例外ではなくその一人です。
いつでもご相談に乗ります。ぜひお友達になりましょう!
こちらにTwitterのアカウントを載せておくので、気軽にDMしてOKです。
最後までお疲れさまでした。