タロット占い

【タロット占い】小アルカナ・ワンドまとめ【意味と絵柄も解説】

レイ
レイ
こんにちは、レイです。

ワンドの10が一番好きです。

大アルカナでの占いに慣れてきたら、小アルカナの意味もぜひ手をつけてみてください。

まずは、解説を見ずに直感的に意味を汲み取ることをオススメします!

大アルカナの解説はこちらから。

【タロット占い】大アルカナ22枚だけ総まとめ!【意味と絵柄も解説】タロット占いにおける大アルカナの22枚の意味や絵柄、項目別の解説、正位置・逆位置ももろもろ全部解説しています。5万字ほどになっており、かなり網羅性のある記事になっていると思います。タロット占い初心者の方は、ぜひ大アルカナのみで占いを始めてみてください!...

今回は『ワンド』です!

なお今回の記事もこちらを本を参考にしています。

https://www.amazon.co.jp/これ一冊でぜんぶわかる-タロットの基本-ルナ・マリア/dp/4074204983

今回の記事を読むメリットは、

・小アルカナの意味がわかる

・ワンドの意味がわかる

です。

ワンド

もっとも原始的でありながら使い慣れた道具。

ワンドとは、棒、棍棒、杖などを表す。

何の加工を施さなくとも、それを振るうことによって敵を倒したり食物となる動物を手に入れるに十分な道具となりうることから、人間の最も原始的な力の象徴と考えられています。

つまり人間が二足歩行が可能となり、両手が自由になった時、初めて使った道具とも呼べる。

そして時には、火を起こす道具として、暖をとり食物を調理する燃料として、また住居を築く建材として、用い方もどんどん進化します。

こうしてさまざまな用途に応用される棒切れ、ワンドは生きる力、生命力、エネルギー、創造性、意志の強さ、向上心など、人間が人生を生き抜くための根源的な力の象徴でもある。

また、世界各地で御神木として樹木が祀られ、人々の信仰を集めていることからわかるように、ワンドのもととなっている木と人間は切っても切れない関係にある。

ワンドのエース

雲から出た手がワンドを握っています。

ワンド、木の棒切れは、人間が最初に手にした最古の道具であり、原始の力の象徴です。

このワンドを大きな手ががっちり握っている図像はみなぎるエネルギーを表現しています。

何もないところから、新たなものを作り出すだけの力と情熱があることを表します。

 

正位置

<キーワード>

創造・発明・蓄財・出発・創業・誕生・情熱・強い意志

・希望に満ちたスタートを切ることができる

・新しいことを始めるだけのエネルギーがある

・アイディアを実現するだけの情熱に満ちている

・計画は正しいタイミングで始められる

前途洋々のスタートになるでしょう。

今計画していること、考えていることは、実行に移すだけの価値があります。

そして新しいことを始めるだけのエネルギーに満ちており、それを始めるタイミングに恵まれることを告げています。

この時期を逃さず行動を移すことで、うまくいく兆しなのです。自信をもってスタートさせたいところです。

 

逆位置

<キーワード>

沈静化・下降・衰退・能力不足・落胆・低下・時期尚早・不満

・物事が計画倒れに終わる可能性

・新しいプランは形になる前に頓挫するかも

・スタートから何か間違いがある可能性

・まだ気持ちがちゃんと定まっていない

逆位置で現れたカードは、ワンドのエースのもつエネルギーや情熱が衰退してしまうことを告げています。

モチベーションがダウンしてしまうような展開や、やる気をなくすようなトラブルや横槍が入ったりする可能性も。

まずはしっかりと自分の気持ちを見定めて、本当にこれでいいのか、このタイミングで間違っていないか、客観的に判断する必要があるでしょう。

 

ワンドの2

ひとりの領主が右手に地球儀を持ち、城壁に立っています。

自分の領地からはるか海の彼方まで見つめながら、彼は何を考えているのでしょうか。

灰色の背景から、彼が今の状況に決して満足してはいないことが伺えます。

ここには、権力者だからこそ感じうる責任や義務、苦悩が表されています。

 

正位置

<キーワード>

支配・指導力・義務・責任・目標・獲得・富・財産

・主導権を握って、周りをリードする

・富や財産を得るチャンスに恵まれる

・成功へのきっかけや方法を見出せる兆し

・強い影響力や支配力を持つ

リーダーシップを発揮して周りを引っ張ったり、強い影響力や支配力をもてる兆しです。

そのため富を得たり、成功にも近づけるでしょう。ただ、それだけ負うべき責任や義務が大きくなることを忘れずに。

自分のことだけでなく、いかに周りの人のことを考えていけるか、が鍵になります。

また、明確な目標や、それに対する熱意があってこそ道が開けていくことを心する必要が。

 

逆位置

<キーワード>

苦悩や苦痛・悲しみ・支配される・孤立・不意打ち・自信喪失・逡巡・不安

・頼りにしていたのに、あてが外れる

・あっけない幕切れになりそうな兆し

・全く予想していなかった結末を迎える可能性

・自信をなくしてしまうような展開

予想とは違った展開になりそう。

思ったようにはいかない可能性を考えておいた方がいいかもしれません。

どうしてもうまくいかなくて苦悩したり、焦りを感じる場合もあるでしょうが、そこで自分を見失わないよう気をつけたいもの。

冷静な状況判断と臨機応変な軌道修正ができるかどうか、かかってきます。

まずはどの方法、どのみちが自分にふさわしいか見極める心構えを。

 

ワンドの3

夕暮れの崖に佇む人物の後ろ姿が描かれています。

威厳と落ち着きをたたえたこの人物の後ろ姿には、どこか物悲しい雰囲気が漂っており、もう若くはないシニアであることが伺えます。

彼は夕日に照らされた海に浮かぶ船のオーナーであり、貿易で財をなした豪商。

今後の行く末に思いを巡らせているようです。

 

正位置

<キーワード>

確実性・貿易・商業・スポンサー・成立・新たな取引・一定の実績・確かな手応え

・パートナーと良好な関係が築ける

・明確なビジョンが見えてくる

・駆け引きがうまくいって有利な立場を得る

・一定の実績をあげるが、まだ伸び代がある

何事も成功を得るにはひとりの力では限界があります。

でもこのカードが現れたのなら、パートナーとの良好な関係が築ける、優良なスポンサーに恵まれるなど、協力関係が強固になることが暗示されています。

駆け引きがうまくいって立場が有利になるなど、ますます業績が上がっていきそうです。

それだけ明確なビジョンも得やすくなり、さらなる発展の可能性もあるでしょう。

 

逆位置

<キーワード>

傲慢・地位の失墜・富の減少・延滞・中断・弱気・無謀・失望

・物事の進展は期待薄

・自己主張のしすぎでトラブルを招いてしまう

・配慮に欠ける言動への警告

・発言と行動に矛盾がある

状況は思ったほどうまくいっていないかも。

どうやら物事の進展は期待薄のよう。立派のことを言う割には行動が伴っていなくて、結果が出せなかったり、失望するような結果を招きかねない気配です。

特に自己主張のしすぎがトラブルを招く原因に。配慮に欠ける言動を慎み、今後についてしっかりと熟考する必要があるでしょう。

何をどうするべきか、順序立てて考えたいものです。

 

ワンドの4

花飾りがつけられた4本のワンドの向こうに花束を掲げた二人の人物と館が見えます。

これは仕事を終えた後の喜びや安堵を表しています。

労働を終えた後、互いの労をねぎらい、束の間の憩いの時間を過ごす様子が描かれているのです。

休憩で心身をリラックスさせて、次へと向かう英気を養うのでしょう。

 

正位置

<キーワード>

発展・祝賀・喜び・仕事の結実・充実した関係・一区切りつく・心のゆとり・休息の訪れ

・一定の成果を得た上での休息

・一区切りついて気持ちにゆとりができる

・ゆったりと温かな恋愛や人間関係

・伸び伸びと振る舞える環境

今まで取り組んできたことに、一定の成果があらわれる兆しです。

そのことによって、気持ちにゆとりができて、ゆっくりとした気分で過ごせるようになるでしょう。

その分、恋人や友人、家族などごく親しい間柄の相手との関係も良好に保てる時。

ゆったりと温かな交流ができて、より相性もアップしてくるでしょう。

また、そろそろ休みたいとい願望の表れでもあります。

 

逆位置

<キーワード>

浪費・余分・適度な装飾・無駄・見栄を張る・建前・見かけ倒し・退屈

・ありきたりの状況に退屈してくる

・ゆとりがある分、無駄が出てくる

・いつものルーティンに対するたるみが見えてくる

・見た目はよくても、中身に疑問が残る

逆位置になっても大きく意味合いが変わってくるわけではありませんが、正位置の意味合いが弱まったり、そこに課題が出てくることを示します。

つまり当たり前と思っていた穏やかな日常に、何かしら問題が持ち上がる、ということ。

いつも通りの毎日がいかに大切でかけがえのないものか、再認識を。

このカードが逆位置で表れたら、ありきたりの状況の中でも油断しないように気をつけて。

 

ワンドの5

若者たちが棒を振り回して、何か試合をしているか戦っているかのように見えます。

5人は服装が異なり、チームメイトではないようですし、各々の主張がありそうです。

このカードは競争や闘争、またそれによる試練を表します。

そこから逃げず、自らの手で戦うことで実力と有意義な経験を得られるでしょう。

 

正位置

<キーワード>

試練・力を蓄える・競争、闘争・切磋琢磨・派閥争い・対立・不和・議論

・向こう見ずな行動で自らトラブルを招く

・成功を勝ち取るために戦う必要性

・エネルギーを集中させて頑張るべき時

・目標達成まで力を抜かないように、という警告

自己中心的で後先を考えない行動でトラブルを招きそう。

周りとの対立の可能性も。

ただ、それが必要なら逃げずに戦うのも鍵になるでしょう。

持てるエネルギーを集中させて、頑張りたいところ。

個人的な事情よりも欲しい結果を優先させて、戦うべきか協定を結ぶべきか、しっかり考えるのが肝要です。

切磋琢磨できる相手ならたとえ対立関係にあってもウィンウィンの展開も。

 

逆位置

<キーワード>

妥協案・頑固・ライバル心・コントロールできない・無意味な競争・内輪もめ・意地の張り合い・摩擦や衝突

・我を通して周りを振り回す

・成功の後に待ち受けているトラブル

・まだ決定すべきタイミングではない時

・ダメージを最小限に留めるための妥協案の必要性

ワンドの5は、逆位置でも戦いや闘争の意味合いに変わりはありませんが、そこに表れる結果は決してよいものではなさそうです。

できれば避けた方がよかった、という場合が少なくないでしょう。

何とか周りとうまくやっていく、回復不可能な状況になる前にセーブする、という方向に持っていきたいもの。

自分で結論づける前にダメージを最小限に留めるための方策も考えて。

 

ワンドの6

月桂樹のリースがカザラされたワンドを持ち、同じく月桂樹の冠を頭上にした兵士が馬に乗っています。

月桂樹はギリシャ神話に登場する太陽神アポロンの象徴であり、勝利のシンボルです。

このカードには勝利の意味合いがあります。

ですが、同時に自己満足的な要素も含んでいますから、客観的視点も大切になります。

 

正位置

<キーワード>

勝利・朗報・正当な報酬・競り勝つ・ステップアップ・有利な展開・躍進・獲得

・近く、大切な知らせがもたらされる兆し

・がむしゃらに働くことで利益がついてくる

・頑張りに対して周りの人から賞賛を受ける

・交渉ごとで成功する兆し

朗報がもたらされたり、周りから賞賛を受けるなど、自分に自信が持てる嬉しい出来事の兆し。

先のことを考えるより、まずは目の前のことを一生懸命こなすことで結果や利益がついてくるでしょう。

交渉ごとなど人とのやりとりが有利に展開し、成功が見込める予感も。

ただ、それでいい気になっていると、思わぬ失敗を。

うまくいっている時こそ、さらなる躍進を目指したいものです。

 

逆位置

<キーワード>

不誠実・見立ての甘さ・問題の長期化・提案の失敗・油断・不信感・背任・延期

・不義理をして人間関係がうまくいかなくなる

・将来に対する不安が持ち上がる

・他人のミスやトラブルのとばっちりを受ける

・ライバルに押されて当惑する

逆位置になると、有利だったはずの立場が逆転してしまったり、足元をすくわれるような展開が暗示されます。

己の心に芽生えた不安や不義理、不誠実な対応など、その原因が自分心にある場合と、相手の勢いが増してきた、誰かのミスのとばっちりなど、自分以外に原因がある場合の両方が考えられます。

いずれにしろ、油断せず諦めず、しっかりと状況を観察しての判断が大切です。

 

ワンドの7

下から突き上げられる6本のワンドに向かって青年が対抗しようとしています。

6人もの相手を敵に回しながら勇敢に立ちむかう姿は、攻撃にひるむことなく向かっていく大切さを示しています。

悪戦苦闘するかもしれませんが、ちゃんと自分の立場を守り切ったり、目標を達成することができそうです。

 

正位置

<キーワード>

対抗心・勇気・闘志・駆け引き・不屈の精神・ディベート・アドバンテージ・守備範囲の広さ

・勇気ある行動で勝利を手にする

・旺盛なチャレンジ精神を発揮しての成功

・ひとつずつ順を追って整理、解決すべき事項

・守りが最大の攻撃になる時

今の状況にひるんではなりません。

大変そう、自分には乗り越えられなさそう、と思っていても勇気をもって立ち向かうことで勝利や成功を手にすることができるでしょう。

まずはひとつずつ順を追って考えましょう。

解決すべきことを整理して考えることによって、うまく乗り切れる兆しです。

身構えて攻撃していく必要はありません。防御こそが、最大の攻撃になると告げています。

 

逆位置

<キーワード>

戸惑い・無知・無教養・優柔不断・疲労困憊・放棄・消極的・躊躇する

・困惑するような出来事が起こる兆し

・自分の力だけでは守りきれない事態

・大切な判断や行動は延期するのが無難

・立場や役職が変わってしまう可能性

逆位置になると、勇気や闘志をうまく発揮できない状況を表します。

自分では頑張っているつもりでも、困惑するような出来事が起こったり、自分の力だけでは守りきれない事態になりがち。

ここで無理をするより、まずはじっくりと考えタイミングを見計らう必要があるでしょう。

大切な判断や行動は延期するのが無難です。たとえ立場や役職が変わっても、慌てず冷静な対応が鍵に。

 

ワンドの8

天空を飛翔する8本のワンドは移動する物体であり、物事の急速な流れや変化を表します。

飛翔するワンドは、あっという間に別の場所に移動してしまいます。

その様子が新たな局面を迎えることにつながるのです。

そうして迎える新たな局面で慌てることのないよう、心の準備だけはしておきたいものです。

 

正位置

<キーワード>

急展開・高速・移動・早急な行動・加速・拡張・サプライズ・新たな可能性

・急激に物事が進展していく

・新たな人間関係が充実してくる兆し

・素早い発想の転換を心がけて得られるチャンス

・スピードアップの必要性

物事が急速に変化していく時。その速さに驚くかもしれません。

ただ、その速さにしっかりついていければ人間関係はもとより、様々なことが良い方向に転がっていくでしょう。

多少のサプライズもあるでしょうが、そこで驚いてフリーズしたりすることがないように。

素早く発想の転換をして対応することで、よりチャンスを広げられます。

スピード感を持って、行動するよう心がけを。

 

逆位置

<キーワード>

ジェラシー・後退・不愉快な対応・過激な行動・身内間での口論・不満・不機嫌・延期

・計画をキャンセルする必要性

・ジェラシーがもたらす失敗やトラブル

・他人の仲違いに巻き込まれて右往左往する

・ペースが乱されて、自分のリズムが狂う

どうやら思ったようにはいかない気配です。

その原因はもちろん自分自身にもありそうですが、それ以上に周りとの関係によるところが大きいよう。

何がどうしてうまくいかないのか、一度立ち止まって整理して考える必要があるでしょう。

このまま強引に進んでいってしまっても、結局は後戻りすることになりそう。

早めの軌道修正が、やり直しを極力減らすためのポイントです。

 

ワンドの9

頭に包帯を巻いた人物が自らが持つワンドに寄りかかり、何かを待ち構えています。

すでにやるべきことはやって、結果を待っているような状態なのです。

そこには最後まで大切なものを守り抜こうとする姿勢や現状維持の大切さが表れています。

負傷はしていても向かってくる敵に対抗する力は残っています。

 

正位置

<キーワード>

長丁場・強気な姿勢・こう着状態・意固地になる・抵抗・守り抜く意志・十分な備え・天命を待つ

・周りが引くほどの頑固さ

・引くに引けない、引っ込みのつかない状況

・是が非でも守ろうとする、確固たる信念

・最後の最後まで、力を振り絞って抵抗する

大切なものを守り抜こうとする姿勢は人一倍で、どこの誰にも負けないでしょう。

たとえ状況が劣勢であったとしても、まだまだ逆転の可能性も残されています。

最後の最後まで全力で抵抗してみるだけの価値はあるでしょう。

ただ、引っ込みがつかなくなって引くに引けない状況に陥ると、後悔も。

どこまで頑張って、どこから天命を待つのか、その見極めは慎重にしたいものです。

 

逆位置

<キーワード>

難問・なかなか得られない結果・ハンデのある状態・進展の遅さ・不適応・譲らない態度・障害になるもの・消耗戦

・不安な気持ちで結果を待つ

・相手の言動に不安や不信を抱く

・もう自力では進めなくなり、結果を待つ状態

・逆風が吹き荒れ、状況が変わるまで待つしかない

ここまでくるのに、十分頑張ってきたようです。

やるべきことはやり尽くした感があります。

それでも状況がよくならないとしたら、それはそれとして冷静に受け止め、他の方法を考えるなり、別の角度からみる必要があるでしょう。

また、ここで心身の消耗が激しくならないよう、自分を守ることも次なるステップに歩を進める大切なポイントになることを忘れないで。

 

ワンドの10

自らが抱えるワンドに押しつぶされそうになっている人物が描かれています。

これは、能力以上の荷を負っている、または負わされていることの象徴。

ここままでは前に進むことはおろか、立っていることもままなりません。

自分の能力を客観的に見て、身の丈にあった判断と行動をすることが必要になります。

 

正位置

<キーワード>

苦難の道・プレッシャー・力量不足・分不相応・欲張り・放棄・軋轢

・今までのやり方を変えるべきタイミング

・結果的にすべて放棄せざるを得なくなる可能性

・自分自身の能力不足によって生ずる課題

・いつの間にかコントロールが効かなくなる

今のままのやり方、ペースではいずれ行き詰まってしまうでしょう。

それでも頑固にこだわっていては、結局は何もかも失いかねないことに。

コントロールが効かなくなる前に、今までのスタイルとやり方を変えるのが賢明です。

最後に決めるのは自分自身。

しっかりと事故の能力を見極め、何がベストか考えて。

そのうえで持ち上がった課題をクリアしていく努力が必要なのです。

 

逆位置

<キーワード>

ごまかし・陰謀・ダメージ・出し抜かれる・対抗勢力・難題・課題の放棄・外圧

・ダメージが大きく、立ち直るのに時間がかかる

・踏み台にされて悔しい思いをする

・試行錯誤を試みるが、なお不安が残っている

・結局はうまくいかないのでは、と思って気が沈む

ストレスやプレッシャーといった圧力に耐えられなくなりそうなことを告げています。

もうここで限界、という感じなのです。

けれどここまで頑張ってきたのは確かですし、時間がかかったとしても、ここから徐々に気持ちも上向きになってくるでしょう。

不安や苦しい思いは精神的な糧となるもの。

その気持ちを忘れずステップアップしていく姿勢を大切にしましょう。

 

ワンドのペイジ

若い騎士見習いがワンドを見つめて立っています。

彼は今まさに、何が発言しようとしているのです。

まだ若いながらも意志が強く、信頼のおける人物であり、将来が期待されていて、見方や仲間にできたら心強いに違いありません。

ただし若さゆえの未熟さには注意が必要になるかもしれません。

 

正位置

<キーワード>

信頼に足る人物・意志が強い・忠実・要領のよさ・人懐っこい・気配り上手・伸び代がある・優秀な部下や後輩

・安心して任される責任感の強い人物

・アシスタントとして類稀なる才能を発揮する

・穏やかな対応で周りを丸く収める能力がある

・信頼を得てコネを築く才能がある

役割に忠実で、決してでしゃばることのないタイプ。

同僚や仲間としてはもちろん、後輩や部下など目下の相手であっても、なかなかに使えるところが多く、仲良くなっておいて損はないでしょう。

気配り上手で要領がよいので抜け目のないところもありますが、一旦信頼関係が築ければ簡単に裏切らない忠実さがあります。

仲間が多い分、様々なところから情報を集めていそうです。

 

逆位置

<キーワード>

意志が弱い・不器用・気まぐれ・未熟・不躾・一貫性がない・応用が利かない

・変わり身が激しく、信用できない

・若気の至り的失敗の可能性

・ちょっとつまずくと、すぐに諦めてしまう

・周りの状況や雰囲気で気分が変わりやすい

未熟で経験が浅いだけに、行動や発言に一貫性がありません。

先輩など目上の相手に不躾な態度をとったり、言われた作業を最後までこなせないこともありそう。

それは慣れないからと許されることではありません。

不器用で応用が利かないなら、謙虚さや一生懸命さでそこを補う必要があります。

ひたむきに頑張る姿があれば、多少うまくいかなくても誰も責めたりはしないものです。

 

ワンドのナイト

ワンドを手にした騎士が馬に乗ってどこかに向かおうとしています。

躍動感あふれる馬の姿は、騎士の向上心や情熱、リーダーシップそのものを表しています。

彼は、夢に向かって走り出しているのかもしれません。

その先にどんなことが待っているのかは、彼自身の判断と行動にかかっているでしょう。

 

正位置

<キーワード>

熱血漢・向上心・臨機応変・リーダーシップ・快活な若者・革新的・落ち着きがない・熱しやすく冷めやすい

・素早い判断力で物事を的確に進めていく

・旺盛な独立心とチャレンジ精神を原動力としての行動

・環境の変化や転居の可能性

・困難を乗り越えた後に訪れる大きな成功

熱血漢で向上心があり、目標達成のためなら全力で行動するでしょう。

臨機応変な対応ができますから、想定外の展開や急なアクシデントにも、臆することなく向かっていくでしょう。

ただ落ち着きがなく熱しやすく冷めやすい面があり、興味の対象があちこち映ってしまうことも少なくありません。

じっくりと腰を落ち着けてひとつのことに取り組む集中力が大切になります。

 

逆位置

<キーワード>

強硬派・衝動的・生意気・分裂や解散・身勝手な行動・無鉄砲・偏見・無作法

・礼儀知らずな言動で評判を落とす

・仲間割れのきっかけをつくってしまう

・あれこれ口を出すわりに、結果に結びつかない

・自分勝手な行動で反感を買ったりチームワークを乱す

思ったことをストレートに口に出したり、目上の人に挨拶すらしないような無作法で礼儀知らずなところがあります。

本人に悪気があるわけではないのですが、衝動的で無でっぽうなところがあり、どうしても周りの人は眉をひそめずにはいられません。

その一言が波紋を呼び、仲間の分裂や解散のきっかけを作ってしまうことも。

周りへの配慮や誠実な態度を心がける必要があるでしょう。

 

ワンドのクイーン

右手にワンドを、左手にヒマワリを持った女王が玉座についています。

ヒマワリは朗らかさや華やかさを表し、女王の性格を投影しています。

ヒマワリが常に太陽の方を向いているようん、大切な相手を優しい包容力で包み込み、献身的に面倒を見るでしょう。

ただそれがいきすぎて、いらぬおせっかいになることも。

 

正位置

<キーワード>

おおらか・包容力・感情豊か・面倒見がいい・朗らか・聡明・橋渡しが上手

・優しく頼りがいがある人物

・人を安心させる包容力の持ち主

・周りを丸く収めるリーダーシップがある

・リベラルな考え方で、うまく周りを説得できる

優しく頼りがいがあり、慕ってくる相手にはとことん世話を焼く、面倒見のいいところがあります。

朗らかで常に周りを明るくするムードメーカー的一面があり、みんなをまとめる姉御肌タイプといえるでしょう。

ただ、感情豊かなだけに、ちょっとでも意に反することがある相手には厳しい態度をとることも。

味方にできれば心強い反面、敵に回すと怖い存在になりそう。

 

逆位置

<キーワード>

依存心・大雑把・甘えん坊・感情的・ヒステリック・おせっかい・でしゃばり・一言多い

・感情の浮き沈みが激しく、周りを振り回す

・気に入らないことがあると、すぐヒステリックになる

・よかれと思っての言動がありがた迷惑になる

・自分の都合のいいように解釈する

明るく楽しいタイプの人なのですが、ちょっとしたことですぐ感情的になったり、ヒステリックになりがち。

本人にしてみればよかれと思ってのことではあるものの、でしゃばりで一言多いのも頭の痛いところ。

付き合うには容易ではない面がありますが、一旦親しくなると身を呈してでも守ってくれるタイプでもありますから、相手のよさを見つけて仲良くしておきたいものです。

 

ワンドのキング

毛皮のマントを羽織り、ワンドを持ったキングが獅子とサラマンダーの文様が施された王座についています。

毛皮も獅子も権力を握る王者の象徴であり、火を司るサラマンダーはワンドのキングの属性である火を示します。

強い影響力と威厳に満ちた姿があますところなく表現されているのです。

 

正位置

<キーワード>

頼りがいのある人物・権威・情に厚い・博学・強い影響力・良心・風格がある人物

・白黒はっきりさせて前進しようとする態度

・重要な出会いがもたらされるタイミング

・勇気ある行動で、より権威が強まる

・多方面で周りから声がかかり、忙しくなる

博学で威厳に満ち、周りから頼りにされる頼もしい人物です。

先見の明をもち、強い影響力がありますから、多くの人の尊敬を集めます。

白黒はっきりさせて前進していく姿は、痛快でもあるでしょう。

半ば強引ともとれる態度に出る場合もありますが、それすら頼もしさを感じさせるポイントです。

ただ高圧的な態度が度を過ぎると、周りに煙たがられることになりそう。

 

逆位置

<キーワード>

横暴・挑戦的な態度・暴力的・破壊・すぐに癇癪を起こす・偏見がある・独断

・勝手な行動に走って、周りを呆れさせる

・すぐ感情をあらわにして攻撃的になる

・八つ当たりして周りに迷惑をかける

・己の権力の強さを見せつけたい衝動にかられる

何か気に入らないことがあると、癇癪を起こしたり横暴な態度をとって周りに八つ当たりするようなところがあります。

権力をかさに着てそのような態度に出れば、周りの人の心は離れていってしまうでしょう。

挑戦的な態度で相手を潰しにかかるのもいただけません。

権力を持つものだからこそ、人と気さくに交わり、謙虚な姿勢を忘れないようにしたいものです。

 

最後に

いかがでしたでしょうか?

ワンドいいですよね。木の棒って原始的ですが、ここから全てのものが始まったと言っても過言ではないと思っています。

何もかも揃った現代で、昔に立ち返ることの方がよほど学ぶことが多いのではないでしょか。

 

最後までお疲れ様でした。

ABOUT ME
レイ
心理学の担当をしています。読書好きな理系大学生やってます。 夢は自分の家を図書館にすることです。 図書委員長や登校班長など異質な経歴を持っています。 座右の銘は「人の不幸はメシウマ」です。