今回は条件分岐について触れていこうと思います。
以前までは演算子などを習ってこれで具体的に何するの?とか思ったりしたかもしれませんが、今回から学習する制御文では実際に身の回りの家電製品でも必ずと言っていいほど使用されているものとなります。
ですので、実際に覚えたものから、自分で身の回りの機械はどのように動いているのか予想し、プログラムを書いていくことができるので、挑戦してみましょう!
今回C#を紹介するにあたって、発行元:SB クリエイティブ株式会社 著者:粂井 康孝(くめい やすたか)さんの「猫でもわかるC#プログラミング」を参考に紹介しています。
制御文とは

次のようなプログラムがあった場合、
文1;
文2;
文3;
・・・
プログラムの流れ的には、文1、文2、文3、・・・というように実行されていきます。
しかし、場合によってはこの順番通りにしたくない場合などがあります。
こういった場合は、プログラムの実行の流れを制御する文を制御文といいます。
制御文は次の3つに大体分別できます。
□条件選択文
□繰り返し分
□ジャンプ分
制御文はプログラムをきれいに書くことにとても大切なものになります。
if文

それでは代表的なif文について紹介していきます。
if文の形は次のようになります。
if(条件式){
文1;
文2;
…
}
条件式が真(true)の時は{ }内の文1、文2…が実行され、偽(false)の時は実行されません。条件式が偽の時に実行したい文を指定することもできます。
if(条件式){
文1;
文2;
…
}else{
文3;
文4;
…
}
条件式が真の時は文1、文2が実行されて、偽の時は文3、文4が実行されます。
また、{ }内が1文の場合は{ }を省略することができます。
ですが、慣れないうちは{ }を省略しないほうが良いです。
if文には次のような構文があります。
何種類かの条件式に応じて処理を分岐させるような構文です。
if(条件式1){
文1;
文2;
…
}else if(条件式2){
文3;
文4;
…
}else if(条件式3){
文5;
文6;
…
}else{
文7;
文8;
…
}
それではサンプルコードを書いてみましょう。
このプログラムでは、変数nに100を代入し、条件式では100よりも大きいならば真、それ以外ならば偽となります。
今回は100を代入しているので100よりも大きくはありません。
したがって偽であるので、elseのほうが実行されるわけです。
これをもう少し応用してみましょう。
こうすることで、ユーザーから入力してもらい、その状況に合わせたプログラムを実行させれるようになります。
このif文を覚えるだけでもかなりまともなプログラムを書くことができます。
このサンプルコードを実行して見てもらうとわかるように、このプログラムは日常的に自販機やレジにも応用できることがわかります。
今回学習できたif文を覚えるだけでも、大きく活用の幅が広がるということを意識してみてください。
最後に
今回は制御文の一番基本となるif文について触れてきました。
このif文でもかなりプログラミング”らしい”コードを書いていくことができるので、気が向いた方はぜひ自分で考えて創作してみてください。
今回はこれで以上となります。
最後まで読んでいただきありがとうございました!