こんにちは、レイです。
今回は報酬があるとやる気が出る機能的自律と、報酬があるとやる気がなくなるアンダーマイニング効果をみていきます。
やる気とは?
今までこの言葉を言語化したことがあまりなかったですね。
具体的には物事を行おうとする気持ちです(自明ですね)
何かを始めようとする時に人は心理的にやる気に依存しています。
ドーパミンという脳内で分泌される快感ホルモンが関係し、思考力や決断力、学習能力を向上させます。
内発的動機
自分の内側から自発的に起こる動機づけです。
本人の興味や関心からもたらされ、「有能感」「自己決定感」などが理由になります。
有能感
その活動を通して自分が優れていると感じる。
自己決定感
自分自身で動かしている感覚。
例を挙げると
・毎日でもゲームしたい
・勉強したい
・海で泳ぎたい
お金が欲しいなどの打算的ではない根源的な欲求です。
一般的には内発的動機の方が集中力が高く持続的で、効率よく結果が出せるといいます。
外発的動機
自分ではない外部から与えられる受動的な動機づけです。
例を挙げると
・お金が欲しいからプログラミングを勉強する
・親から褒められたいから勉強頑張る
のような外から与えられる報酬によって、やる気を出します。
以上2つがやる気を出す動機です。
それでは機能的自律とアンダーマイニング効果の解説です。
「あれ?いつの間にか好きになってる!?」
アニメではテンプレの展開ですよね。
ちょっと彼氏のフリをして!あとでジュース奢るから!
と言われジュースのために彼氏のフリをしていると好きになっているような展開
あぁ羨ましいなぁ
さておき、このように最初はジュースが目的で、付き合っていたけどいつのまにか付き合うことが目的になることを「機能的自律」となります。
難しくいうとある行為を達成するための手段と考えていたのに次第にその行為自体が目的に変わることです
外発的動機→内発的動機
っていう流れです。
個人的にすごく理想的なやる気の出し方だと思います。
ほかに例を挙げると、
・受験勉強してたら、勉強が好きになっていた。
・お金のために仕事してたら、仕事が好きで生きがいになった。
などですね。
「銭がほしい…銭を出せ…」
お金のためだけに仕事をするような感じです。
内発的動物心理学気によって行われた行為に対して、報酬を与えるなどの外発的動機づけを行うことで、やる気がなくなることをアンダーマイニング効果といいます。
つまり、褒美が当たり前のようにあると、なくなったときやる気がなくなるということです。
機能的自律の反対の意味として知られ、
内発的動機→外発的動機
という流れです。
アンダーマイニングとは
英語でアンダーマイン(Undermine)とはひそかに傷つける、いつの間にか害する、土台を壊すなどの意味があります。
ネガティブな意味合いの単語です。
最後に
今回は機能的自律とアンダーマイニング効果を見ていきました。
個人的には、全くやる気がないときは自分にご褒美を上げるのがいいと思います。
やる気について理解して、うまく行動してください。
最後までお疲れさまでした。