こんにちは、レイです。
今回は私の好きな読書についてで、好きな小説を5冊紹介します。
最初の鍵括弧は、個人的に心に残ったセリフを載せています。
ぜひ読んだときに見つけてください。
狂化/二宮敦人
「生きたままの植物を都合のいい形に切り取り、陳列しているだけじゃないか」
二宮さんの作品が一番好きです。
ホラーテイストもありながら、何か人間として忘れているものを思い出させてくれる作品です。
狂化は短編集になっていて、この上の鍵括弧は3話目の命に関する話です。
子どもの頃に両親を殺され、命をなんとも思わなくなった兄と、反対に妹は植物などの小さな命も過剰に感じるようになるというような内容です。
確かに花も命だし、蟻だって同じ命ですよね。
ですけど、人間は都合よく解釈を変えてあれは殺してもよくて、これはダメだと勝手に基準を決めてしまいます。
この話を読んで、同じはかりでは命を測ることはできないけど、多くの命の上で生きていることは忘れずにしたいと思いました。
その他にも哲学的で考える話ばかりで、お勧めの本を聞かれたらこれ!という感じです。
ピンクとグレー/加藤シゲアキ
「しかし一方では彼の挫折と転落を祈っていた」
加藤シゲアキさんの作品は「チュベローズで待ってる」を読んで大ファンになりました。
この話は、小学生から仲良しだった『ごっち』と『りばちゃん』を描いた作品で、どちらも俳優を目指すも、ごっちは人気俳優、りばちゃんはバイトをしながら食い繋ぐ日々を送っていた。
対等でない関係にりばちゃんはぎくしゃくしていたが、同窓会で前と変わらないごっちともう一度仲良くなるが、後日ごっちは首を吊った姿で発見されてしまうーーー。
という流れで話は進んでいきます。
特にクライマックスは読む手が止まりませんでした。
億男/川村元気
「金持ちになるためにするべき、あたりまえのことを何もしてこなかったからなんだ」
個人的に愛読書にしたいくらい、いい作品でした。
一男は、ある日、一男は3億円の宝くじが当選し億万長者となるが、ネットでは宝くじに当たった人の不幸ばかりが目につきます。。
不安になった一男は、大富豪である学生時代の友人、九十九のもとを訪ねるが、九十九は3億円とともに逃げてしまいます。
一男は九十九と3億円を探しながら、お金と幸せについていろんな人から学ぶことになるというような内容です。
お金と幸せの在り方について考えさせる作品でした。
私の夢は小さいころからお金持ちになることです。
理由はお金があれば幸せになれると思っているからで、でもそうではないことは薄々わかっていました。
まだ「お金と幸せ」の答えは出ませんが、人との信頼や愛、友情は幸せに不可欠だと思います。
お金に支配されないように生きていきたいと思います。
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勝手にふるえてろ/綿谷りさ
「全部受け入れてほしいなんて、乱暴だ」
一番最初に読んだ綿谷りささんの作品です。
中学生から一途に片想いしている『イチ』と、告白してくれた同僚の『ニ』とその2人の間で揺れる恋愛経験のないヨシカの恋の話。
自分が好きな人と好きになってくれる人、自分ならどっちを選ぶかなと現実味のない妄想をしながら読みました。
小説では最後の10ページは本当に最高でした。
(映画では松岡茉優さんがめちゃくちゃ可愛かったですよね。)
砕け散るところを見せてあげる/竹宮ゆゆこ
「愚かにも、ヒーローになろうとした濱田清澄の話」
端的に言うとこの作品の内容です。
とらドラ!で知られる竹内ゆゆこさんの作品です。
狂気的な題名ときれいな表紙でつい手に取ってしまいました。
高校3年生の濱田清澄は、全校集会である女の子がいじめにあっているのを目撃するところから話は始まり、その女のことの恋の話でもありミステリーの話でもあります。
ミステリー要素があるので、一度読むだけでは理解できないかもしれません。
最初と最後のシーンがうまくかみ合ったとき、「うわぁぁぁあああ!!」となると思います。
ぜひ読んでほしい一冊です。
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最後に
小説だけでなく、ライトノベルも漫画も好きです。
アニメも映画もドラマもバラエティも、かなり観ます。
私の人生はそれらすべてによって構成されていると思います。
漫画からはカッコイイ生き方を学び、小説からは考え方を学び、ドラマや映画からは勇気をもらい、バラエティからは元気をもらいます。
精神的に不安定な時も、これらが私を助けてくれました。
とてもいいコンテンツだと思うので、ぜひ触れてみてほしいです。
また、今回紹介した5冊は、どれも読みやすい作品です。
2時間くらいで読み切れる作品だと思うので、ぜひ挑戦してみてください。
将来の夢は、好きな本だけの図書館を作りたいですね。
最後までお疲れさまでした。