ちはやふる大好き。
ということで今回は、高校のときに自分でクラブを作るほど、百人一首が好きな私が百人一首(競技かるた)についてご紹介します。
今回の記事を読むメリットは
・百人一首がわかる
・百人一首の遊び方がわかる
・百人一首の魅力がわかる
百人一首とは?
名前だけなら聞いたことあるかもしれませんね。
簡単に言うと、100首の短歌を用いて楽しむ札遊びのことです。
俳句は5・7・5のリズムで作られます。
標語などにも使われますよね。例を挙げると
「おでかけは 一声かけて 鍵かけて」
みたいな感じですね。
たいして、短歌は5・7・5・7・7の31音で作られます。
有名なものでいうと、
「ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれないに 水くくるとは」
などで、テンポがよくて口ずさみたくなりますよね。
・俳句は5・7・5の17音
・短歌は5・7・5・7・7の31音
百人一首の遊び方
一つは普通にかるたとして遊びます。
散らし取りとも言われていて、百首を適当にばらつかせ、その周りをみんなで囲って取ります。
上の句から読むと、全部覚えている人との差が生まれてしまうので、下の句(札に書かれてある部分)だけを読んで行うことが多いです。
その他にも
・坊主めくり
・青冠
などいくつかありますが、今回は割愛したいと思います。
競技かるたとは
一番はコレですね。
(優勝1回・準優勝2回です。どやぁ)
その部活動やクラブ、かるた会などでも親しまれている、競技かるたについて解説したいと思います。
競技かるたのルール説明
ざっくりと流れとしては
1. 1人25首ずつ持ち、札を並べる
2. 自分の陣と相手の陣の札の位置を覚える
3. 読まれた札を取る
4. 自陣の札がなくなれば勝ち
一つずつ解説します。
1.1人25首ずつ持ち、札を並べます。
間違えやすいですが、競技かるたの場合、100首を用いるのではなく、50首を用いて行います。
※百首用いる、源平戦というものもあります。3対3で行います。
2. 自分の陣と相手の陣の札の位置を覚える
次に暗記時間が15分ほど用意されているため、自分の陣と相手の陣の札を覚えます。
私なりの覚え方は
・まずは自陣の決めておいた定位置に札を置く
・定位置からずれた札を丁寧に覚える
・相手の札を右の方からざーっと覚える
です。
試合中に頭に入ればいいので、ざーっとでいいと思います。
その後、相手と読み手の方に礼をし、試合開始です。
3.札を取ります。
札を読まれた際に、その札を取ります。
札渡し・お手付き、上手な取り方がありますが、あと説明します。
4.自分の陣にある札がなくなったら、勝ちです。
多くとった方が勝ちではなく、自分の陣にある札がなくなったら勝ちです。
基本的な競技かるたのルールは、このようになっています。
競技かるたで札を取る際のルール
札を取る際に覚えておくべきルールがあります。
それは
・お手つき
・札渡し(札送り)
この2つです。
お手つき
お手つきが起こる条件は2つあり、以下の通りです。
・自陣にあるのに、相手陣の違う札を触る
・相手陣にあるのに、自陣の違う札を触る
つまり、その陣に読まれた札がなければお手つきということです。
その際、お手付きをされた側から一枚札を送られます。
これがお手付きによるペナルティです。
※自分の陣にあり、自分の陣の別の札を触ってもお手付きにはなりません。相手の陣も同様です。
札渡し(札送り)
相手の陣にある札を取った場合と相手がお手つきした場合は、自分の陣から一枚送ります。
同様に、自分の陣にある札を相手が取ったら、相手は一枚送ります。
これが、相手の陣の札を取ったときの札渡しです。
これをやることで、取った側の札が減るので、自陣がなくなったら勝ちというルールが成立します。
※札を渡す際は、手を挙げてそのやり取りをしていることを読み手の方に伝え、読み始めないようにします
【初心者向け】競技かるたの始め方
初心者がどうやって競技かるたを始めればいいのか、私なりに考えてみました。
手順は以下の通りです。
・ちはやふるを観る
・札を覚える
・かるた会や部活に参加する
「ちはやふる」を観る
アニメでも映画でも、マンガでも構いません。
ちはやふるは世界に誇れるマンガであり、 競技かるたの魅力を最大限に活かしているマンガになります。
ちはやふるの魅力は
・競技かるたの魅力・熱さがわかる
・青春を思い出せる
・やる気がみなぎる
正直、少年漫画よりも熱くなれます。
競技かるたを始めた方や始めたい方は、絶対に観てください。
むしろ、何も興味ない人が見てください!(絶対かるたやりたくなります)
U-NEXTなら、観ることができます!
アニメ観るなら<U-NEXT>札を覚える
100首すべての上の句と下の句を覚えてください。
札には下の句しか書いてないので、全部覚えていないと勝負になりません。
とはいえ、結構辛いので試合をやりながら覚えるのがいいと思います。
いろいろな覚え方がありますが、こちらのサイトを参照すると覚えやすいと思います。(語呂合わせが強いです)
https://polygondrill.com/firstkaruta/list/list-kimari-goro
かるた会や部活に所属する
すでにある場合は、最初から飛び込んでいくのが吉です。
練習をして試合に参加できる環境を整えましょう。
意外と調べるとかるた会という、一般のかるたクラブのようなものはあるので、自分の地域にないか調べてみてください。
一人でやるより、絶対に誰かとやった方が楽しいです。
勇気をもって一歩踏み出しましょう!
競技かるたが強くなりたいあなたへ
上の過程をすでに終えている人はもっと強くなりたいですよね。
いくつか私が実践した、より強くなり楽しむための方法を紹介します。
・決まり字を覚える
・取り方を覚える
・自陣の配置を決める
競技かるた練習法1:決まり字を覚える
なんとなく覚えてきたら、決まり字を覚えるとより早く取れるようになれます。
決まり字とは、その文字まで読まれたら下の句が確定することで、
一字決まり…7首
二字決まり…42首
三字決まり…37首
四字決まり…6首
五字決まり…2首
六字決まり…6枚(大山札)
こちらのサイトで決まり字は、まとめてあります。
決まり字が途中まで同じ札を「友札」といいます。
また、決まり字が一番多い6文字である「大山札」と呼ばれるものもあります。
決まり字が、わかればどこで取れるかがわかるので、速く取るためには必ず覚える必要があります!
競技かるた練習法2:取り方を覚える
THE・競技かるたですよね。おりゃぁ!と払う感じ。
競技かるたにはいくつか取り方があり、状況や札の場所に応じて変わってきます。
私が知っている中では5つほどあります。
- 払い手
- 押さえ手
- 渡り手
- 囲い手
- 引き手
競技かるたの取り方1:払い手
これはテンプレートな取りかたです。
サイドにある札をスパァーンと取ります。
慣れるまで時間がかかるので、遅くても払い手で取る、イメージトレーニングをすることが上手に払えるコツになります。
素振りもとても効果的な練習方法です。
競技かるたの取り方2:押さえ手
札を上から押さえて取る方法です。
自分の近くにある札だったり、体力の消耗を抑えるためにこの手を使います。
払う人ももちろんカッコイイですが、クールに相手より速く押さえる人もカッコイイですね。
競技かるたの取り方3:渡り手
これは払い手の応用版ですね。
自陣に「あきの」と「あきか」などの友札があるとしたときに、「あき」の時点でどちらも払う方法です。
スパァーン!スパァーン!と目にも止まらぬ、迅雷が畳の上を渡ります。
ちなみにこれ得意です。
競技かるたの取り方4:囲い手
これは押さえ手の応用版です。
決まり字で説明した「大山札」が相手陣と自陣に分かれている場合に、自分の陣を守るときに使います。
決まり字が確定する前に囲うので、少し高度な技です。
相手が取ろうとしても取れないので、その札が読まれたときに確実に取ることができます
競技かるたの取り方5:引き手
自陣の手前の方にある札を引いて取る方法です。
後ろに向けて振り抜く感じです。
普通に押さえるよりも早く札に到達できるので、相手よりも早く取ることができます。
以上が、競技かるたの取り方になります。
競技かるた練習法3:自陣の配置を決める
自分の陣は自由に配置を決めることができます。
この札は好きだから、ここに置いておこう、一字決まりだから右端に寄せようとかです。
ある程度自陣の配置を決めると、自陣の暗記に時間を取られることがないので、相手の陣の札を覚えるのに専念することができます。
YouTubeに、名人戦など上がっているので参考にしてみてはどうでしょうか?
競技かるたのマナーは守りましょう(初心者へ)
いくつか競技かるたを始める上で、マナーがあるので簡単にお伝えします。
礼は忘れない
相手や読み手の方にはもちろんですが、札に対する礼も忘れず丁寧に扱いましょう。
負けて悔しくても、きちんと礼をしましょう。
札が読まれる前は静かに
プレイヤーであるときはもちろんですが、読まれる前(つまり、下の句が読まれているとき)は、観る時も音を立てないようにしましょう。
爪を切る
速い取りになると、互いの爪で傷つけあう可能性があるので切っておきましょう。
競技かるたのまとめ
・百人一首は5・7・5・7・7の31音で100首で行う札遊び
・遊び方は散らし取り、坊主めくりなどある
・競技かるたが一番楽しい
・ルールは読まれた札を間違えないように、相手より速く取るだけ
・競技かるた初心者は、
・ちはやふるを観ること
・百首覚えること
・部活などに入ること
・ちはやふるを観るならU-NEXT
・競技かるたが強くなるには、
・決まり字を覚える
・取り方を覚える
・自陣の配置を決める
・マナーを守って、競技かるたを楽しもう!
最後に
まだまだ運命戦や、チームでの掛け声、かるたの甲子園である「近江神宮」、現名人・クイーンの話など、競技かるたの魅力について言いたいことは山ほどありますが、この辺で終わりたいと思います。
その魅力はすべて、「ちはやふる」に詰まっているといっても過言ではありません。
ぜひ、ちはやふるをお買い求めください。
最後にちはやふるで一番好きな言葉を送ります。
「根気強く粘りやり続ける以外に自分を変える道はない。人を変える道はない」
by 桜沢先生
最後までお疲れさまでした。